【不定期】いわしニュース〜見た目による差別について〜
おはようございます、ゆきんこです。
いわしが、ニュースを持ってきました。
いわし「きょうの、にゅーすです。みためでさべつをされている、たくさんの、ひとが、います。」
サワラ「私たちは猫だから、見た目がブサイクでも関係ないけど…人間は、つらいでしょうね」
いわし「かおのへんけい、あざ、まひ、だつもうなどで、さべつをうけているひとが、たくさんいるらしい。」
私「そうですね。そのせいで、仕事もなかなか決まらなかったり、受かって一生懸命働いていると、他の同僚から妬みや僻みを受けると聞きました」
サワラ「頑張って働いているんだから、すごく偉いじゃない。妬んだり僻んだりしている暇があるなら、自分も頑張ればいいのに」
私「ですよね。でも、いるんですよ。『アイツは気持ち悪い。でも上司には気に入られている。ムカつく』といった感じなのでしょうか」
いわし「そういうのは、じぶん、すきじゃない。にゅーすには、いしだゆうきさんというひとの、いんたびゅーが、のっている。」
サワラ「…貸して頂戴。石田さんは、トリーチャーコリンズ症候群…えっと、垂れ下がった目が特徴的なんですって」
いわし「じぶんも、すこし、たれぎみであるが…いしださんは、ものすごく、たれているのである。まちで、ひとと、すれちがうときに、うわっ、と、いわれる。」
私「病名が付いているということはきっと、他にも特徴があるんでしょうね?」
サワラ「ほおやあごの骨が未発達で、欠損した状態で生まれて、上唇が裂けていたそうよ。子供の頃から、何度も手術をしたらしいわ」
いわし「ちいさいころも、『へんなかお』『うちゅうじん』と、いじめられたらしい。みみのあなが、ないので、とくべつな、ほちょうきを、つけていると、いっている。」
サワラ「昨日も話したばかりだけど、いじめに関しては昔から何も改善されていないわね。むしろ、ひどくなっているわよ。障害に関わらずよ」
私「でも、インタビューを受けているということは、今は前向きに生きていらっしゃるんですか?…そんな100%前向きっていうのは難しいでしょうが」
サワラ「『この顔でなかったら』と、落ち込む時ももちろんあったそうよ。死ぬまで悩み続けると思うと言っているわ。でも自分で変えられるものではないから、『割り切ろう』と思っているんですって」
いわし「あとは、『けっこんできるわけがない』とおもっていたら、かのじょが、できたらしい。『ないめんが、とてもすきである』といわれて、とても、うれしかった、と」
サワラ「世の中には、甘い顔をした男が女の子にお金を貢がせたり、暴力をふるったり、そういうのがゴロゴロいるわ。中身が一番大切よ」
私「そうですね。中身が大切です」
いわし「ははおやとの、えぴそーどが、すきである。ちいさいころ、『こんなじょうたいで、うんだのが、わるいじゃないか!』と、せめてしまった。でも、おかあさんは、『あなたが、このじょうたいで、うまれてきて、よかったと、おもっている』とこたえた。」
私「お母さんも、一緒に受け入れてくれたんですね」
サワラ「いい?石田さんのように前向きな生き方ができる人は、すごく稀だと思うわ。1日1日を、一生懸命生きているの。そんな人たちに、避難の言葉や冷たい視線を送れるかしら?
この世は差別で溢れかえっているわ。中身を見なさい、中身を。」
サワラさんの言うように、中身を見て、その人を判断する人間でありたいですね。
9名の体験談が載っている『顔ニモマケズ』という本が出版されているようですので、読んでみたいと思います。
では、またお昼の定期更新でお会いしましょう。