てんかを、とる。
こんにちは、ゆきんこです。
いわしはキメ顔が好きなようです。
いわし「おかあさん。みてください。いわしのかお、きまってますよ。」
サワラ「それを『キマってる』っていう言い方をするなら、どんな動物もすぐにキメられるわよ」
いわし「サワラ姐さん、これも、きめがお、ですよ。」
私「サワラさん。それ、なんだか違う表現に見えますよ。…いわしさん、それいつもと同じ顔ですよ」
いわし「はぁ。おかあさんは、ごーるでんうぃーくなのに、どこにも、つれていって、くれません。こどもをおいて、でかける、わるいおやです。」
私「う…。でも、いわしさん達を連れ回すのは、ちょっとなぁ…。ちゃんと、日帰りで帰ってきているじゃないですか」
サワラ「そんなに暇なら、トメちゃんの家でも行ってきたら?」
いわし「あいやー。とめちゃんは、かぞくで、ぶーたん、という、くにに、いっている。」
私「へぇぇ、ブータンですか。国民幸福度が97%の、幸福の国ですよね。行ってみたいなぁ」
サワラ「…でもなぜか、自殺率が日本とそこまで変わらないのよね。不思議だわ。…ブータンって、旅行に行くと高くつくんでしょう?」
いわし「すちゅわーですさんが、きょにゅうで、かわいいんですね。わかります。」
私「今は、スチュワーデスじゃなくてキャビンアテンダントですよ。理由も違います」
サワラ「私も行った訳じゃないから分からないけど、ガイドの人が付くんですって。そのガイドさんを雇うのが高いらしいわよ」
いわし「がいどさんも、さぞかし、きょにゅうで、かわいいのであろう。あ。とめちゃんのいえが、ぜんいん、ふざいなら、とめちゃんのいえの、にわで、あそぼう。」
サワラ「それ、不法侵入よ。…でも、トメちゃんちのお庭って、どんなのなのかしら。1度見てみたいわ」
いわし「あ、じぶん、しゃしんを、とってきました。おかあさんの、けいたいが、おちていたので。」
私「えっ、いつの間に。…でも、見せて下さい」
いわし「では、ごらんください。こちらが、とめちゃんの、にわです。」
私「えっ!?ここが、トメさんの家のお庭!?めっちゃ広い公園みたいじゃないですか。…風車的なものもありますね」
サワラ「走り回ったら…気持ちよさそうね…」
いわし「ぷーるの、しゃしんも、とってきました。」
私「えっっ!?これ、プールっていうんですか!?池ですよ、池」
サワラ「私、水には入りたくないの。…他は?」
いわし「うーん。たくさん、あるのだが…10ぷんあるくと、おはなが、ならんでいる。」
私「え、ばあやは毎日、花にお水をあげるためにどれだけ歩いているんですか?」
サワラ「本当に金持ちの家のばあやって、大変なのね。…トメちゃんの家がどれだけすごいか、庭だけで分かったわ」
いわし「おかあさん。じぶんもいつか、がんばれば、りっぱなおにわに、すめるでしょうか。」
私「あんな立派なお庭に住むには、相当のお金が必要ですね。…頑張って下さい、応援していますから」
いわし「ばばぁー。やすみで、ひまだから、ばいとに、きてやったぞー。あれ?ばばぁが、いない。」
サワラ「また、急に寝てバイトに行ったわね」
私「馬場さんもいないみたいですね」
いわし「え?ばばぁのしふとは、へいじつのみ?そうか。あれ?たきのしんくんではないか。え?しすてむえんじにあとして、さいようされた?」
私「滝之進さんのシステム、本当にすごかったですもんね」
サワラ「フィットネスクラブのシステムエンジニアなんて、勿体ないんじゃないかしら?」
いわし「いわしは、じぶんの、しごとを、しよう。うけつけ、である。いらっしゃいませー。かいいんしょうは?ない?では、そこで、もうしこみしょを、かいてください。そこ、とは、どこだ?そこしか、ないでしょう。」
私「いわしさん、お客様には愛想よくして下さいね」
いわし「うけたまわりました。おなまえは…おだのぶながさん、ですね。あれ?じぶん、このまえ、じゅぎょうで、ならいました。」
サワラ「ねぇ、これって、同姓同名の他人よね?まさかのご本人登場じゃないわよね?」
私「まさか。織田信長さんは、本能寺の変で明智光秀さんに殺されていますよ」
いわし「え、ごほんにん?いやぁ、うれしいです。あれですよね。ばいくを、ぶんぶん、のりまわして、きゅうじつは、ぱちんこざんまい、してたんですよね。」
私「えっご本人!?いや、いわしさん。それ、織田信長さんじゃなくて担任の先生のしくじりエピソードですよ」
いわし「え?ばいくをしらない?ぱちんこも?その、へんなかみがた…。きさま、ほんものではないな。にせものめ。でていけ。」
私「あのぅ。ご本人の可能性もありますけどぅ…」
いわし「ただいま、かえりました。きょうは、ばいとさきに、おだのぶながの、にせものが、あらわれたので、おいかえしたのである。」
サワラ「その偽物って、どんな感じだったのよ」
いわし「あたまのてっぺんは、はげているのに、かみを、むすんで、ゆわいていた。ふくも、へんである。かたなをもっていたので、じゅうとうほういはんであろう。」
サワラ「せいぜい、これ以上恨まれないように、静かに生活しなさい」
いわしさんはなんと、戦国武将?にまで会ってしまったようです。
今後、いったいどうなってしまうのでしょう。
ではでは。