くせがすごい。
こんにちは、ゆきんこです。
いわしが、気持ち良さそうにねています。
いわし「ガリガリっ。ガリガリガリっ。」
私「…ん?いわしさん、歯ぎしりしてますね」
サワラ「自動餌やり湯たんぽのクセがうつったんじゃないの?毎日一緒に寝ているでしょ。よく、親のクセがうつるっていうじゃない」
私「……。あ、だから、いわしは寝ながら喋るんですかねぇ」
サワラ「きっとそうよ。自動餌やり湯たんぽは、寝ながらすごい喋るし、すごい笑ってるわよ。」
私「…らしいですね。この前、イビキのお兄さんに録音されました…。でも、サワラさんはイビキのお兄さんと一緒の部屋で寝ているのに、イビキをかかないですね?」
サワラ「私は、人に影響されないもの」
私「あぁ、なるほど。サワラさんが言うと、説得力がありますね」
いわし「たぴおか…たぴおかたべたい…」
私「…いわしさん?それ、私が言っていたという寝言ですよね?あと、その格好はどうなってるんですか?」
いわし「しすこんめがねは…たぴおかが、きらい。そういうかおをしてる。」
私「わー。わー。もう嫌だ。いわしさん、やめて下さい。そして弟は、タピオカが好きです」
いわし「さいがいさーん、さいがいさーん。あれ、いない。」
いわし「ぴんぽんぱんぽーん。さいたまけんよりおこしの、さいがいさん。いますぐ、まいごせんたーに、こい。」
私「わー。恥ずかしくて死んでしまいたい。録音されてたやつと、全部同じです。もちろん、シスコンメガネとか災害とかいう呼び方はしませんけど」
サワラ「自動餌やり湯たんぽ、アンタどんな夢見てたのよ。しかもここは埼玉県じゃなくて、ギリギリ東京都でしょ。ギリギリだけど。あと『今すぐ迷子センターに、来い』って、なんだか誘拐事件みたいよ」
私「はい…。自分でも、よく分からないんです…。遊園地にいたような気がするんですよねぇ」
いわし「ぐふふふふ。ぐふっ。ぐひひひひひひ。ぐわっはっはっはっはっはっはっ。ぎゃははははははははははははははははははははは。」
サワラ「笑い方までそっくりね」
私「え、こんな笑い方しませ…ん…?そういえば、この前、自分の笑い声で起きたんですけど…爆笑してました…」
サワラ「やっぱり同じじゃない。アンタ寝相が悪いでしょ。アイツが変なポーズで寝るのも、アンタの影響なんじゃないの」
私「いやいや、寝相は確かに悪いですけど、あんな変な踊りはしませんってば…多分。」
いわし「また、ねていたようだ。」
私「いわしさん、おはようございます。今日は随分長く寝ていましたね」
いわし「みんなで、ゆうえんちにいった。たぴおかをたべて、さいがいが、まいごになった。」
私「はい。全部知っています。」
いわし「あれ、なぜだろうか。ばれるようそは、なかったはずだ。」
サワラ「むしろ、バレる要素しかなかったわよ。あぁ、親子揃ってバカばっかり」
私「サワラさんも、同じ家族ですよ。『一緒にしないで頂戴』とか言ってもダメですよ。サワラさんは、立派なうちの子です」
自分の寝相の悪さは自覚していましたが、自分の子にうつってしまうのは、ちょっと微妙なものだなぁ、と思うのでした。
ではでは。