にゃーとなかないけど、ねこのひ。
今日は猫の日ですね。
こんにちは、ゆきんこです。
何やら2匹が、相談しているようです。
いわし「ちょいと、おたずねします。」
サワラ「……」
いわし「そこのかわいいおねーさん、5ふんだけでいいから、はなしきいてよー。」
サワラ「……」
いわし「なんということでしょう。あじあんていすとのいすに、くろねこがすわりこみ、むしをきめています。これぞたくみのわざです。」
サワラ「やめなさいよ。私はあの番組が嫌いなのよ」
いわし「そんなことをいっていると、いいことをおしえてあげません。」
サワラ「いいことってなによ。どうせロクなことじゃないんでしょうね」
いわし「とってもいいことです。」
サワラ「いいから早く言いなさい」
いわし「はい。」
いわし「きょうは、ねこのひです。」
サワラ「え?私は毎日猫よ」
私「サワラさん、今日は2月22日なので、ニャンニャンニャン、ということで猫の日なんですよ」
サワラ「ねぇ、私はニャンニャンニャンとかいう鳴き方をしないわ。それでも猫の日の恩恵を受けられると思う?」
いわし「ぼくは、ピーとかピャーとかいうけれど、なにかもらえるとおもう。」
私「確かに2人とも、ニャーって言いませんよね。前にいた蒼ちゃんも、『あ゛ーーーー』って鳴いてましたから」
サワラ「ぬか喜びしたくないから、自動餌やり湯たんぽが何か隠しそうなところを見てみることにするわ」
いわし「サワラ姐さんがさがしてくれているから、ぼくはべっどでやすむことにしよう。」
サワラ「怒るわよ。私は高いところに登ることができるから、アンタは低いところを探しなさい」
いわし「はい、せんせい。」
サワラ「誰が先生よ。…ここの中に、何か隠れてるんじゃないでしょうね?」
私「サワラさん、考え方が段々といわしに似てきていませんか?」
サワラ「うるさいわね、点検するだけよ」
サワラ「探したけど全然ないわ。アンタは何か見つけた?」
いわし「なんにもみつけてません。」
私「ちょっと、なんで玄関で猫端会議してるんですか」
いわし「なにもなかった。やはり、にゃーとなかないと、もらえるものも、もらえないらしい。」
私「いびきのお兄さんが、何か買ってきてくれるんじゃないですかね」
…サワラが一生懸命探しているなか、いわしがほとんど寝ていたことは、黙っていてあげようと思ったのでした。
ではでは。