しょうらいの、みちを、かんがえる。
こんにちは、ゆきんこです。
いわしが、眠そうにしています。またどこかへ行くのでしょうか。
いわし「おかあさん。じぶん、ねむくなってきたきがします。がっこうへ、いっても、いいでしょうか。」
私「はい、行ってらっしゃい」
サワラ「ねぇ、眠くなったから学校へ行くって、どういう原理なのかしら?」
私「確かに。この現実を受け入れすぎているような気がしますね」
いわし「あ。せんせい。いわしは、らっぷ、というものを、つくったのだが。え?きさまがつくった、うたなんか、だれの、こころにも、ひびかない?」
私「えっと、先生は、いわしさんとお笑いのコンビを組んでいて、鬼教官の役をやっているだけなんですよね」
サワラ「でもあのラップは確かに、誰の心にも響きそうにないわよ。韻は踏んでいたけど」
いわし「もしかして、せんせい、らっぷ、つくれないんですか?いわしが、おしえてやっても、よいのですよ?」
私「小学2年生…もとい猫にラップの作り方を教わるって、どういう気分なんでしょうか」
いわし「おにきょうかんもあびきょうかん、このしゅんかん、まさにとめちゃんきょうかん。」
私「『きょうかん』だけで3つも単語を使っていますね。トメさんも出てきましたよ」
いわし「え?いわしがつくったとは、おもえない?せんせいが、つくったことにして、この、がっこうの、こうかにする?」
私「えっ、先生、そんなの校歌にしちゃダメですよ。株が下がりますよ」
サワラ「この学校って、まともな人はいないのかしら。トメちゃんは唯一まともだけど、金持ちすぎるのと、まともすぎてズレているし」
私「いわしさんに、1600万円もの大金を渡そうとしていましたもんね」
いわし「あ。とめちゃん。いま、せんせいと、はなしていたのだが。てんさいの、いわしがつくった、すばらしい、うたを、せんせいが、つくったことにして、こうかに、するらしい。」
私「それだけ聞くと、先生が嫌な先生に思えてきますね」
いわし「え?いわしくんが、つくったのに、おかしい?ではっ、せんせいと、いわしの、きょうどうせいさく、だぃっ。さっきょくは、せんせいに、おねげぇしますっ。」
私「いわしさん、ノリノリですよ」
サワラ「見えないけど、きっと先生もノリノリなんじゃないの」
いわし「え?とめちゃん、なんだろうか?こうかは、とめちゃんの、ひいおじいちゃんが、つくった?それは、すごい。いわしうぃずせんせいでは、かないそうも、ない。」
サワラ「トメちゃんのひいおじいちゃんって、校歌を作るようなすごい人だったのね」
私「あのー、個人的には、『いわしwith先生』というのが気になります」
いわし「では、せんせい。そつぎょうしきで、うたう、というのは、どうでしょうか。せいさくきかん、やく6ねん。おんぞんされた、すばらしい、がっきょくです。」
私「え?卒業式で?ラップを?歌に温存とか関係あるんでしょうか」
いわし「え?いわしにしては、いい、かんがえじゃないか?そのあん、さいようだ?…ところで、せんせい、ぼくは、ずっと、せんせいの、くらすなんでしょうか。」
私「…あ。学年が変わるとか変わらないとか言っていましたよね」
サワラ「…アイツが卒業する時、人間年齢で何歳くらいなの?」
私「えっと…64歳…ですね…」
いわし「そんなことは、いま、かんがえなくて、いい?いま、じゅうようなのは、かしの、つづきである?」
サワラ「ちょっと、先生。そこ重要ポイントよ」
いわし「このがっこうも、ここでおわかれ。ただいっしょうのおわかれ、ではないわかれ。」
私「最後の部分は、『分かれ』という命令形でいいんですよね?」
サワラ「アイツ、ひらがな以外もしゃべらないかしら。ラップだと特に分かりづらいのよ」
いわし「ぼくらここでまなび、ここであそび、まどをこわし、かべにらくがき、おもいでぶかし、このまなびや。」
私「窓を壊したり、壁にラクガキしたりしたらいけませんよ」
サワラ「『この学び舎』って言っているけど、学ぶために行っていないわよね」
いわし「こんなよるは、おどりあかすぜ。せんこーもこうちょうも、だまくらかすぜ。おれらそつぎょう、いわいのしーずん、いわしのしーずん、は、あきふゆ、だぜ。」
サワラ「イワシって1年中スーパーに売っていると思っていたわ」
私「今はスーパーに何でもありますからね。一応、シーズンは秋から冬なんですよ」
いわし「ただいま、かえりました。いわしは、せんせいと、そつぎょうしきで、うたう、うたを、つくっていました。こんしんの、りきさく、です。」
私「えっと、それは、ラップですかね?」
いわし「なにか、もんだいでも?」
サワラ「問題大アリよ。小学生が揃ってラップを歌えるわけないでしょう。まだDragonAshのFANTASISTAの方が現実的だわ。『oh〜』の部分があるもの」
いわし「しょうがくせいには、どらごんあっしゅ。ちゅうがくせいには、えっくすじゃぱん。こうこうせいには、だんご3きょうだい。
それぞれの、ねんれいにあった、うたが、あるという、はなしですね。」
私「あのー、締め方は合っているんですが、選曲が間違っていますよ」
いわしは、作詞家の道へ進むのでしょうか。
親として、応援してあげなければいけないと思います。
サワラさんも、よろしくお願いします。
ではでは。