おかしな猫との日常会話レッスン

毎日猫たちと会話して生活しています。

みたことないものが、やってきた。

こんにちは、ゆきんこです。

ついに念願の、キャットタワーが我が家にやってきました。

 

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42型のテレビが圧迫されていますが、仕方ありませんね。

さて、性格がまるで違う2人の反応は、どうでしょうか。

 

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いわし「たかい。こんなたかいところは、はじめて、きたのである。しかも、こつをおぼえたら、かんたんに、のぼれるように、なったのである。」

 

私「いわしさん、コツをつかむまで、けっこう時間がかかりましたよね」

 

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いわし「これは、あれであるな。とめちゃんと、きすをするときの、れんしゅうだいである。」

 

私「違いますよ。ただのオモチャです」

 

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いわし「こういう、かんじであろうか。それとも、もっと、じょうねつてきな、かんじが、いいいだろうか。」

 

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いわし「かたを、だきよせて、やさしく、おこなうのが、しんしである。」

 

私「いわしさん、どこで覚えてきたんですか?」

 

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サワラ「…ねぇ。あれは、何なの?運動神経の悪いアイツが、高いところへ登っているわよ。…明日、雨が降るんじゃないかしら」

いわし「とめちゃんを、だきしめる、れんしゅうも、しよう。」

 

私「サワラさん、それはキャットタワーですよ。…そうか。サワラさんは、いわしがいると自分から行けないですよね。ちょっと、いわしさん、譲ってあげて下さい」

 

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サワラ「あら。これ、いいじゃない。色もクリーム色だし、私の黒が際立つわね」

 

私「サワラさんは、いわしと違って、あっという間にひらっと登りましたね。さすがです」

 

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サワラ「こんなの、すごく簡単じゃない。褒める事じゃないわ。でも、なんでこんなに楽しいものを、私が歳をとってから買ってきたのよ」

 

私「9年くらい前に、買いましたよぅ。でも、サワラさん、全然使ってくれなかったじゃないですかぁぁ。あ、いけない。いわしさんを、離してしまった」

 

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いわし「サワラ姐さん。これで、いっしょに、あそべますね。」

サワラ「ちょっと、何してるのよ。今は私がこのキャットタワーとやらを堪能しているところよ」

 

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いわし「やはり、じぶんは、ここが、いちばん、すきである。とてもたかいし、みえるけしきが、ちがうのである。」

サワラ「ちょっと、なんで私より高いところにいるのよ」

 

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いわし「うーん。ねむくなってきた。こんやは、ここで、ねむろう。」

 

私「えっ。私と一緒じゃなくていいんですか?そっちの部屋は、イビキのお兄さんによるイビキライブが開催されますよ。…あ、いわしさんは平気か」

 

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サワラ「あぁ…。お気に入りの物ができたと思ったら、いつも奪われてしまうわ…。何故なの?この家で、いちばん偉かったのは、私のはずだったのに…」

 

私「それは、今でも変わっていませんよ。サワラさんを中心に、この家は回っています。いわしは…空気が読めなくて…すみません…」

 

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いわし「ぐう。ぐう。あ、とめちゃんであるな。きいてくれたまえ。いわしのいえに、あたらしい、…なんだろうか。なにかが、きたのである。」

 

私「寝ましたね。これはキャットタワーですよ。…聞こえないか」

 

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いわし「はんもっく、という、ぶらぶらゆれる、べっども、ついておる。え?とめちゃんの、いえにも、ある?」

 

私「トメさんの家にないものって、あるんでしょうか」

 

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サワラ「…私はいないわよ」

 

私「そうでした。サワラさんは、ここにしかいませんね。大切なことを忘れていました」

 

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いわし「とめちゃ…」

 

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サワラ「コラァ!アンタはまだトメちゃんと付き合っていないのに、いきなりキスなんかされたらドン引きよ!そういうのを、女子がなんて呼んでいるか分かる!?『※ただし、イケメンに限る』よ!!!!」

いわし「たいせつな、すいみんを、ぼうがいされました。あらての、まっさーじです。」

 

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サワラ「…私は、アンタが変なことしてトメちゃんに嫌われたら、可哀想だと思ったのよ」

 

私「サワラさん、分かっていますよ。サワラさんは優しいですからね」

 

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いわし「サワラ姐さんは、ともだちがすくないけど、けっして、わるいひとではない、と、ぼくは、おもっています。」

 

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サワラ「褒められているのか貶されているのか、全然分からないわ」

 

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いわし「このねずみを、こうやって、くるりんぱっと、したら、うごかなくなる。おかあさん、ぼくは、てんさいかも、しれません。」 

 

私「サワラさん、私にはよく分からないんですけど…あれって、すごいことなんですか?」

 

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サワラ「そんなこと、ある訳ないじゃない。アイツがバカだって事、忘れたの?」

 

私「えっと…サワラさんのようには頭が良くない、という程度には…」

 

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いわし「はげしいうんどうのあとには、ぷろていんである。うぃきぺでぃあさーん。ぷろていん、もっていないだろうか?」

 

私「いつの間に、また寝たんでしょうか。確かに、うちにプロテインはありませんが」

 

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いわし「え?ぷろていん、とは、たんぱくしつの、ことである?そうであるか。では、たんぱくしつ、もっていないだろうか?」

 

私「そんな、筋肉ムキムキになりたいんですか?」

 

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サワラ「っていうかアイツ、たいした運動はしていないわよ」

 

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いわし「え?にほんでは、ちがう?だいじょうぶです。ぼく、がいこくじんであるし、そして、はーふなので。」

 

私「確か、いわしさんは…ペルシャ猫とアメリカンショートヘアのハーフでしたね」

 

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サワラ「でも、日本で生まれて日本で育っているんだから、日本人じゃないのかしら」

 

私「私も、そう思います」

 

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いわし「ただいま、かえりました。ちょいと、かんがえたのだが…いわしは、『しゃべりかたが、へんである』と、いわれるが…それは、にほんじんでは、ないからでは、ないだろうか。」

 

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サワラ「アンタは日本で生まれ育っているから、日本人よ。ウエンツだってベッキーだって加藤ローサだって、日本語はペラペラだけど英語が話せないわ。アンタは日本語すらままならない、運動神経の悪い、猫の形をした物体よ」

 

私「まぁまぁ、サワラさん、落ち着いて下さいよ。いわしも可愛いじゃないですか」

 

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いわし「ひとには、ひとの、にゅうさんきん。

はーふには、はーふの、かおの、こさ。

いわしには、いわしの、ぷろていん。という、はなしですね。」

 

私「ちょっと、いわしさん。変なまとめ方をしないで下さい」

 

 

キャットタワーの取り合いで、サワラといわしは、またケンカをしてしまいそうです。

あたたかい目で見守ろうと思います。

 

ではでは。