おかしな猫との日常会話レッスン

毎日猫たちと会話して生活しています。

すきと、いっしょにいることは、べつ。

こんにちは、新しいアイコンに慣れていない、ゆきんこです。

 

今日は、サワラが騒いでいます。

 

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サワラ「大変、大変よ。事件よ。ねぇ、ガキはいったいどこをうろついているの?」

 

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いわし「おや、サワラ姐さん。ぼくは、ここにいます。こわいかおをして、どうしたんだろうか。いつも、こわいかおだけど。」

 

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サワラ「ちょっと、こっちに来なさい。自動餌やり湯たんぽには、言わないでよ」

いわし「げんかんは、さむいから、はやくかえりたいのだが。」

 

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サワラ「自動餌やり湯たんぽが、浮気しているのよ。私、聞いたんだから。間違いないわ」

いわし「えっ、おかあさんが?ちょっと、きいてきます。」

サワラ「こら、ちょっと待ちなさいよ。アンタ逃げ足だけは早いのね」

 

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いわし「おかあさん、うわきをしたというのは、ほんとうだろうか。」

 

私「いわしさん、キノコに向かって喋ってどうするんですか。私が浮気?どういうことです?」

 

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サワラ「こら、なんでそんな直接的に聞くのよ。バカ。…ねぇ、自動餌やり湯たんぽ。私たち以外に、可愛がっている子がいるんでしょう?」

 

私「??私の子は、サワラさんといわしだけですよ」

 

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サワラ「…ちがうもん。『すっごく可愛い』とか、『太っていて、おしりがプリプリ』だとか、『なでなでしたら気持ちよかった』とか言ってたもん。」

 

私「サワラさん?喋り方が、子供に戻っていますよ?…可愛いけど。

ごめんなさい。近所の犬に会ったんですよ。それで、可愛かったので飼い主さんに挨拶をして、触らせてもらいました」

 

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サワラ「きっと、あたしたちのことを捨てて、犬と一緒に暮らすんだぁ。あたしはツンツンしてて、お母さんって呼ばずに『自動餌やり湯たんぽ』って呼ぶし、いわしはマジで言う事きかないもん。だから、頭がいい犬を選ぶんだぁぁぁ。」

 

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いわし「あのー。じぶん、いたずらはやめられないけど、いぬといっしょでも、だいじょうぶなので、ここにおいてください。」

 

私「2人とも、私の話を聞いて下さい。サワラもいわしも、ずっと一緒です。捨てるだなんて、そんな悲しい事を言わないで下さい」

 

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サワラ「…ほんとに?」

 

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いわし「ほんまでっか?」

 

私「本当です。私が嘘をついたことがありますか?いわしさんは、エセ関西弁をやめてください。サワラさんは前に、『自動餌やり湯たんぽは、何があっても私たちを捨てたりしないわよ』って言っていたじゃないですか」

 

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サワラ「…うん。言った。でも、犬は?犬も、好きなんでしょ?いいの?」

 

私「だって、サワラさんは犬が苦手じゃないですか。まぁ、猫もそんなに好きではなさそうですけど…。毎回どの子とも、なんだかんだ仲良くしてやってくれますし」

 

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いわし「あのー。じぶん、ちょうでかくなければ、いぬもだいじょうぶです。あったことないけど。」

 

私「いわしさんが病院で会った犬は、本当に超大きかったですね。他の犬には会ったこともないのに、大丈夫なんですか?…でも、犬は飼いませんよ」

 

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いわし「いったいぜんたい、なぜだろうか。」

 

私「色々理由はありますが…サワラさんは犬が怖いから苦手ですし、犬を飼ったら、3匹になります。うちは2DKなので、キャパオーバーです」

 

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サワラ「でもでも、犬も好きなのにさ、なんで我慢するの?あたしがワガママで、好き嫌いが多いからだよね?」

 

私「私は別に、犬を飼うのを我慢している訳ではありませんよ」

 

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いわし「すきなのに、がまんをしていないのか。わけがわからない。」

 

私「動物はみんな好きですよ。でも、犬は外を散歩しているし、会ったら仲良くしてくれます。私、犬に好かれるんですよ。あとは、アライグマさんに会いたかったら動物園に行くし、クラゲを見たかったら水族館に行けます。でも…」

 

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サワラ「でも?」

いわし「でもでもだって?」

 

私「…サワラさんといわしさんと一緒に居られるのは、うちだけじゃないですか。2人はとっっても特別な存在で、私はここが大好きです。なんて幸せ者なんだろうと思います」

 

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サワラ「…私たちは、このままずっと一緒に居られるのね?犬も来ないのね?」

 

私「はい。ずっと一緒です。犬も来ません」

 

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いわし「あのー。じぶん、かんがえました。おかあさんが、うわきをしたというのは、サワラ姐さんのかんちがいでは、ないだろうか。よく、しすこんめがねも、あそびにきているし。」

 

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サワラ「その話はもう終わったのよ。シスコンメガネが来るのは当たり前でしょう。弟だし、シスコンなんだから。この前も、ホワイトデーのプレゼントで、廃版になった本を神保町まで探しに行ってたわよ」

 

私「あ。サワラさん、喋り方戻ったんですね。あれは、思い出の本なので、本当に嬉しかったですねぇ。神保町もかなりの数の本屋さんがありますけど、必死に探してくれたみたいです」

 

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いわし「よくわからないけど、あんしん、ってことでいいですね。ぼく、もうねむります。」

 

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いわし「うぃきぺでぃあさん、でーもんかっかの、としを、おしえてください。えっ?100054さい?またまたぁ。あのひと、いきてますよ。いきりょうですか?え?ほんとうのことをいうと、けされる?そんな、ぶっそうな。」

 

私「また、夢の中でWikipediaさんとお喋りしているんですね。確かに本当の年齢を書いたら、すぐ消されそうですね」

 

 

サワラの勘違いから始まった今回の騒動でしたが、誤解がとけてよかったです。

…それにしても、心配をかけてしまって申し訳ないと同時に、子供に戻ったサワラは可愛かったなぁ、また戻ったりしないかなぁ、と思ってしまうのでした。

 

ではでは。