どこでねるのかは、じゅうようなもんだい。
こんにちは、ゆきんこです。
いわしがコップで遊ぶので、倒してもこぼれない、人間の赤ちゃん用のコップを購入しましたが、どれも大人には飲みづらいことが判明。
結果、100均で売っているメイソンジャーが一番いいと判断しました。
おうちがカフェみたいです。中に入っているものは、麦茶とかですけど。
いわし「これで、こっぷをたおすあそびをしても、おこられなくなる。」
私「いわしさん。ほとんどこぼれないっていうだけで、蓋の閉め方によっては少しこぼれるんですよ。ストローを噛むのもやめてください」
いわし「よかろう。では、なめることにしよう。」
私「舐めるのもダメです。いわしさん、私はもう眠いので、寝室に行きますね」
いわし「たくさんあそんだら、ねむくなった。べっどで、ねむろう。」
サワラ「おーのーれー……ドタマかち割ったろか!?」
いわし「なぜここに、サワラ姐さんが。ふだん、よるは、しんしつにこないのに。」
サワラ「災害のイビキが、メタルバンドのライブ並の轟音になったから避難しに来たんじゃボケ!」
いわし「こまった。このままでは、このいえもろとも、とうきょうわんに、しずめられてしまう。」
私「あれ?耳栓が取れてしまいました。リビングから、すごい音が聞こえますね。…え?なぜ耳栓を付けているのかって?…隣の部屋でも、耳栓は欠かせません。えっと、いわしさん何か言いました?東京湾がなんですって?」
いわし「ぼくは、さいがいのとなりでも、ねむることができる。めたるは、かっこいい。」
サワラ「あぁ、少し音が小さくなったら落ち着いたわ。人格が変わってしまうかと思ったわよ。そういえば、アンタはデスボイスとか好きだったわね」
いわし「そう。へどばん、もっしゅ、ぎゃくだい、てせんす、さきもできる。」
私「最後の方、全部ヴィジュアル系の専門用語ですよ。咲かなくていいですからね」
いわし「こうやって、『きゃんさまー』とか、すきなめんばーの、なまえをよんで、さく。」
私「それは、ゴールデンボンバーの喜矢武 豊(きゃん ゆたか)さんですね?…私は、ボーカルのキリショーさんが好きですけど」
サワラ「下らない話はここまでよ」
いわし「うわ。おばんぎゃが、おこっている。」
私「いわしさん、説明が必要な事を喋るのは控えて下さい。
…まず、ヴィジュアル系のファンの女の子の事を、バンドギャル略して『バンギャ』といいます。バンギャが年をとると…『オバンギャ』と呼ばれます…」
サワラ「話を進めさせて。アンタは激しい音楽が好きだし、災害のイビキライブに耐えられるんだから、私と代わりなさい。私は寝室で、自動餌やり湯たんぽと一緒に眠るわ」
いわし「いやです。」
サワラ「なんでよ。私は安眠できるし、アンタは災害ライブを楽しめるし、お互いにとっていい事じゃない。これぞwin-winよ」
いわし「ぼくの、すきなこと。だい2いは…」
いわし「どぅるるるる、ばんっ。ねむること、です。」
サワラ「私だって眠りたいわよ。そして、芸人のピスタチオの真似はやめて頂戴。今はイライラするわ」
いわし「ぼくの、すきなこと。だい1いは…。」
いわし「どぅるるるる、ばんっ。おかあさんと、いっしょに、ねむること、です。」
私「いわしさん、ピスタチオ完コピしてますね、すごいです。吉本に入りますか?」
サワラ「はぁ。私はガキと一緒に眠るなんて無理だし、でもアイツは殴ってもどかないし。イビキがおさまるまで、キッチンに居るしかなさそうね」
私「サワラさん、すみません。様子を見て、キッチンに顔を出しますね」
サワラ「そうしたら、アイツは必ず起きて付いてくるから、来なくていいわ。アイツ、自動餌やり湯たんぽが撫でた時しか、ゴロゴロ言わないのよ」
私「えっ!?誰にでもゴロゴロ言っていると思っていました。『いわしのうた』にも、人懐っこいとか、甘えん坊とかっていう歌詞を入れたくらいなのに」
いわし「これでぼくは、あんしんして、ねむることができる。ゆめのなかで、たぬきをたべたり、きむたくとさーふぃんをしたり、うぃきぺでぃあさんと、おしゃべりもできる。」
いわし「えーっ。うぃきぺでぃあさんって、17さいなんですかー。ものしりだから、もっと、としうえだと、おもっていました。けっこう、おませさんなんですねぇ。」
私「いわしさんは1歳にもなっていないので、かなり年上ですよ。あと、おませさんの意味、分かってますか?」
今回もまたまた、サワラさんに我慢してもらうことになってしまいました。
東京湾に沈められなくてよかったな、と思うと同時に、ここはほぼ埼玉のようなものなので、東京湾は遠いな、と思うのでした。
ではでは。