おかしな猫との日常会話レッスン

毎日猫たちと会話して生活しています。

うらないと、ばばぁ。

こんにちは、ゆきんこです。

いわしは土日なのに学校へ行っていましたが、いったいまぐろ小学校は、いつお休みなんでしょうか。

 

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いわし「おかあさん。そろそろ、ねむくなってきたので、でかけてこようと、おもいます。」

 

私「いわしさんは、夢の中じゃないとお出かけできませんもんね。今日はどちらへ?」

 

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いわし「たきのしんくんと、あそぶ、やくそくである。きのう、よねちゃんと、うまくいったかどうか、きいてこなければ。」

 

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サワラ「その前に、滝之進くんがヨネ率いる女子集団にいじめられていないか確認しなさいよ」

 

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いわし「あ、たきのしんくーん。おまたせである。え?やくそくのじかんより、3ぷん10.08びょう、はやいから、だいじょうぶ?とけいは、もっていない?でも、じかんが、わかる?」

 

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サワラ「すごい。すごいわよ滝之進くん。物理だけじゃなくて、体内時計でコンマ何秒まで分かるのね」

 

私「もう、天才小学生の域を超えていますよ。超人間コンテストに出られるレベルですよ」

 

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いわし「で?きのう、どうだった、だろうか?え?なんのことか?もうー、たきのしんくんったら、いけずぅー。」

 

私「クレヨンしんちゃんみたいになってきましたね」

 

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サワラ「こら。幼稚園児に逆戻りするんじゃないわよ」

 

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いわし「もうー。いわせないでくれたまえー。よねちゃんと、つきあうことに、なったんであろうー?ひゅーひゅー、そこのおねいさーん。なっとうには、ねぎ、いれるはー?」

 

私「完全に、しんちゃんですね」

 

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サワラ「あらやだ。私は確かにイケメンが好きだけど、妹のひまわりみたいにはならないわよ」

 

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いわし「え?じょせいと、おつきあいする、ねんれいでは、ない?では、きのうは?たきのしんくんが、かいはつした、『うらないしすてむ』をみせたら、みんな、おおあたりで、よろこんでいた?」

 

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サワラ「女子って、占いが好きよね。でも、滝之進くんが開発したんなら、本当に当たりそうね。私もやりたいわ」

 

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いわし「では、『すごいわ、たきのしんくん。すきよ』と、なったのでは?え?じぶんが、かいはつしたことは、だまっていた?もったいない。」

 

私「彼は謙虚ですからね。悲しいことに、言わなかったからこそ、皆さんも喜んでやってくれたんだと思いますが」

 

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サワラ「滝之進くんは、クラスメートから『暗い』とか思われているのよね。確かにその年頃だったら、自分が開発したなんて言ったら、ヨネ集団には『キモい』って言われそうね」

 

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いわし「では、いわしと、とめちゃんの、あいしょうを、うらなってくれないか?その、ごうりてきな、しすてむの、うらづけをもって、かんぺきな、ふうふかんけいを、こうちくしたいので。」

 

私「いわしさん、まだトメさんとはお付き合いされていませんよ」

 

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いわし「え?えらーはっせい?そもそも、ねこのことを、しすてむに、いれていなかった?いやいやぁ、じぶん、ねこじゃなくて、いわしである。」

 

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サワラ「だから、アンタは風変わりな猫だって言っているでしょう。何度言えば理解するのよ」

 

私「多分このままずっと、無理だと思いますよ」

 

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いわし「いますぐ、すべての、いきものを、たいしょうに、ついかして、しすてむを、かきかえる?え?いえにかえる?では、またこんど、あそんでくれたまえ。」

 

私「滝之進さん、占いのデータは人間だけで充分ですよ。…本当に真面目な生徒ですね、いい子です」

 

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いわし「きょうは、ひとりで、まちを、さんぽしてみよう。…あれ、ばばぁではないか?」

 

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サワラ「バイト先が同じってことは、近所ってことよね。私、最近ババァがお気に入りなのよ」

 

私「サワラさんも、その呼び方やめたらどうですか?」

 

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サワラ「名前が分からないんだから、他に呼び方がないじゃない」

 

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いわし「ばばぁー。ぐうぜんであるな。ばばぁ1、2、3であるか?これから、すいぞくかんに、いく?では、また、ばいとで。さらばである。」

 

私「おばさま、休日にお友達とお出かけですかね?でも、水族館??」

 

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いわし「ただいま、かえりました。たきのしんくんは、きゅうようが、はいったので、ひとりで、ぶらぶらしていたら、ばばぁたちに、あったのである。」

サワラ「ねぇ、今どきのババァ達って、皆で水族館に行くの?」

 

私「あのー。いわしさん。その、バイト先の先輩、お名前は何と仰るんですか?」

 

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いわし「だから、いっておるであろう。ばばぁである。」

 

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サワラ「じゃなくて、苗字とかがあるでしょう。ネームプレートの名前も読めないの?」

いわし「あ、そこ、つぼです。ばばぁは、ばばぁであるのだが。」

 

私「えっ?」

 

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いわし「きょう、あったのは、いつもの、ばばぁと、ばばぁの、だんなさんと、ばばぁの、こども2にんである。ぜんいん、ばばぁ、という、なまえである。」

 

私「えーっと…もしかして…ババァさんって、『馬場さん』とか、そういう苗字なんですか?」

 

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いわし「りかいが、おそすぎる。さいしょから、そう、いっているであろう。なまえは、ばばぁ、だと。」

 

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サワラ「あのね、馬場さんは『ばばさん』と呼びなさいよ。小さい『ぁ』を付けて呼び捨てにするんじゃないわよ。紛らわしいのよ」

いわし「あ、そこ、もっとつよめに、おねがいします。ばばぁは、みなから、ばばぁとよばれているから、いわしも、それに、ならったのであるが。」

 

私「やっと納得できました。おばさまは、馬場さんだったんですね。家族でお出かけだから、水族館だったのかぁ。いいご家族ですね」

 

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サワラ「ちょっと。自分の子供の教育をしっかりしなさいよ。馬場さんをババァと呼んだらいけないでしょう」

 

私「す、すみません…。いわしさん、言っても聞かなさそうなんですもん…」

 

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いわし「ばばぁは、なまえでも、あだなでもあるから、よばれると、しんきんかんが、わいて、うれしい、と、いっていた。いわしも、ばばぁが、よろこんでいると、うれしいのである。」

 

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サワラ「少なくとも、正式な苗字ではないわよ。完全にあだ名オンリーよ」

 

 

いやぁ、いわしさんがいつ口が悪くなったのか心配していましたが、そういう理由があったんですね。

馬場さん、いつもいわしを可愛がってくれてありがとうございます。

サワラさんも、ダメ親の私の代わりに叱ってくれて、ありがとうございます。嬉しいです。

 

ではでは。