おかしな猫との日常会話レッスン

毎日猫たちと会話して生活しています。

いろんなしごとを、やってみる。

こんにちは、ゆきんこです。

いわしが、またもや自慢げに寄ってきました。

 

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いわし「おかあさん。いわしは、がっこう、というところで、しょくばたいけん、という、けいけんを、させてもらえるのである。」

 

私「学校に、『というところ』というのは、付けなくていいですよ。もう、勝手に通っているのは分かっていますから」

 

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サワラ「その、職場体験とやらは、何をする行事なの?」

 

私「職場にお邪魔して、実際に仕事をさせてもらうんですよ。私は中学生の時にやりましたね」

 

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いわし「おかあさんは、なんのしょくぎょうを、たいけんしたのだろうか?ねんのため、きいておくことにしよう。」

 

私「…蕎麦屋ですよ。でも、いわしさんは飲食店に向いていないですからね。毛が入ってしまってクレームになりそうですし」

 

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いわし「へいよーっ。そば、いっちょう、おまちーっ。え?おにいちゃん、いせいがいいね?へい、いわしは、えどっこなのでっ。」

 

私「…早速、人の話を聞かずに蕎麦屋に行っていますね。そして蕎麦を運んでいるようです」

 

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サワラ「…なんだか羨ましいわ。私もやってみたいものね。ところでアイツ江戸っ子なの?」

 

私「生まれは江東区でサワラさんと同じなので、まぁ江戸っ子ですかね。サワラさんは、スナックのママとかが似合いそうですよ」

 

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いわし「このちょうしで、どんどん、しょくばをまわるぜぃっ。」

 

私「えっ?1つの職場に1日いるのではないんですか??」

 

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サワラ「体験というよりも、雰囲気だけ味わって他に行くようね」

 

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いわし「あのー。しめさばほいくえんは、こちらですか?しょくばたいけんにきました。まぐろしょうがっこうの、いわしです。」

 

私「シメサバ保育園?…っていうか、いわしさんの通っていた学校って、『まぐろ小学校』って名前だったんですね」

 

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サワラ「似たような魚の名前だから、アイツ名前をいじられていたんじゃないの。クラスメートとしては、いわしも変だけど」

 

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いわし「みなのしゅう。いわしにつづいて、おどるのである。え?いまは、おひるねのじかん?そんなことは、どうでもよい。1にちじゅう、おどっていればよい。」

 

私「ダメですよ、いわしさんは寝ながら踊りますけど、他の子は違うんですよ」

 

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いわし「おっと、もう、こんな、じかんである。つぎの、しょくばは…、すぽーつじむ、であるな。」

 

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サワラ「やだ、あいつ運動できないじゃない。私が代わりに行ってきてあげようかしら」

 

私「代わりがきくなら、毎回サワラさんにお願いしたいですよ」

 

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いわし「いらっしゃいませー。かいいんしょうは、おもちですかー。え?ごびを、のばさない?うるさいばばぁである。」

 

私「あちゃー。受付なら大丈夫かと思いましたけど、教育係の人にめっちゃ悪い態度を取っていますね」

 

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いわし「おはきものは、こちらで、おぬぎくださいー。…さい。ロッカーは、あちらです。え?やればできるじゃない?いやいやぁ、ばばぁの、しどうの、たまもの、であるからぁ。」

 

私「教えてくれた方に、最後までババァ扱いはひどいと思いますよ」

 

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いわし「では、つぎの、しょくばへ、むかいます。え、ばばぁ、どうしたであるか?いなくなると、さびしい?ばばぁ、なくでない。いわしは、いつも、こころの、なかに、いる。」

 

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サワラ「あの人、ババァババァ連呼されていることには何も感じていないのかしら」

 

私「その…ようですね」

 

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いわし「うわ。とても、まぶしい、おーらの、じょせいが、らいてんされた。まりーあんとわねっとの、ようである。え?ばばぁ、どうしたであるか?びっぷかいいん?つうしょう、まりあさま?」

 

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サワラ「この時代に、マリーアントワネットみたいな格好をしている人がいたら、見てみたいわ」

 

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いわし「いらっしゃいませ。え?かわいい、ねこちゃん?いいえ、けふぃあです。…わからない?…せっしゃ、いわし、と、もうします。きょうは、しょくばたいけんです。まぐろしょうがっこうから、きました。」

 

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サワラ「アイツって、猫界ではブサイクに入ると思っていたけど、人間は可愛いと思うのね。ほんと不思議だわ」

 

私「ブサカワってやつですかね。あと、猫ってだけで可愛がられている可能性もありますよ」

 

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いわし「はい。え?くらす?2ねん4くみです。え?とめ?とめちゃんですか?え?とめちゃんの、おかあさん?あの、じぶん、とめちゃんとは、しょうらいを、やくそくした、なか、です。」

 

私「え、トメさんのお母様?…いわしさん、将来は約束していませんよ」

 

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サワラ「それどころか、付き合ってすらいないじゃない」

 

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いわし「いますぐ、おちゃを、いれてきます。ろーずひっぷてぃー、で、よろしいでしょうか?え?かもみーる、ですね?おい、ばばぁ、かもめんたるを、いれてくるのである。」

 

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サワラ「…ババァ、こき使われてるじゃない。可哀想よ。あと、かもめんたるじゃなくて、カモミールよ」

 

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いわし「では、とめちゃんの、おかあさま。じぶんは、どこの、しょくばからも、ひっぱりだこのため、つぎの、しょくばへ、いどうします。あとのおせわは、さきほどの、うけつけのものが、たいおうしますので。では、ごきげんよう。」

 

私「…トメさんのお母さんの前では、ババァって、言いませんでしたね。そして、いつの間にか、言葉遣いが丁寧になっています」

 

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いわし「らっしゃいらっしゃーいっ。きょうは、しんせんな、さかなが、げきやすだよっ。もってけどろぼーっ。あじ、いわ…?、のどぐろ、かつおもたいりょうでぇっ!」

 

私「お、次は、お魚屋さんですかぁ」

 

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サワラ「おい、魚1種類飛ばしただろ。全部聞いてんぞ」

 

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いわし「ただいま、かえりました。いわしは、いろんな、しょくばから、ひっぱりだこでした。これ、おみやげです。てうちそば、こどもがつくった、おりがみのおはな、ふぃっとねすの、わりびきけん、おさかなです。」

 

私「わー、こんなに沢山。今晩は、お蕎麦と焼き魚にしましょうかね。えっと…鯛?鯛だぁ!あとは、鯵!なめろうにしよう。あと…あ。」

 

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サワラ「どうせ、イワシでも入っていたんでしょう」

 

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いわし「とめちゃんの、おかあさんに、あった。とても、すてきな、ひとであった。いわしは、むこようしに、なるから、つぎの、おかあさんは、あの、まりーあんとわねっとみたいな、おかあさんだ。とても、うれしい。」

 

私「私はマリーアントワネットのマの字もないですけど、いわしさんのおかあさんですよぅ〜」

 

 

いわしさんは、本当にお婿さんに行ってしまうのでしょうか。

トメさんの家だと、有り得そうですね。

とてもとてもとても寂しいので、まだまだ沢山、サワラさんと3人で一緒に遊びたいと思うのでした。

 

ではでは。