おかしな猫との日常会話レッスン

毎日猫たちと会話して生活しています。

くらすがえについて、かんがえる。

こんにちは、ゆきんこです。

いわしが、悩んでいます。

 

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いわし「うーん。どうしたものだろうか。どちらが、しょうらいへと、つながる、せんたくしなのか、かんがえる、ひつようが、ある。」

 

私「いわしさん、早くも就職活動を視野に入れているんですか?」

 

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サワラ「保証してもいいわ。どこにも入れないわよ」

 

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いわし「うーん。うーーん。じぶんには、きめることが、できないようである。みんなの、いけんを、ききにいこう。」

 

私「え?私やサワラ姐さんではダメなんですか?」

 

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いわし「みなさん。がっきゅういいんとして、ひとつ、しつもんが、あります。5がつに、うんどうかいが、ありますね?」

 

私「あ、運動会って5月だったんですね」

 

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いわし「ぼくは、5がつから、3ねんせいだか4ねんせいだかに、てんにゅうします。あたまがいいからでは、ありません。いわしなので、みなさんより、せいちょうが、はやいからです。」

 

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サワラ「頭が良いからっていう理由は、今このクラスの全員が考えてもいなかった答えだと思うわよ」

 

私「だんだん、読めてきましたね」

 

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いわし「じぶんは、いま、この、くらすの、れんしゅうに、さんかしていますが、それに、いみは、あるのでしょうか?え?つぎの、がくねんの、れんしゅうに、さんかすればいい?まだ、くらすが、きまっていません。」

 

私「いわしさん…せめて運動会が終わるまで、クラス替えを待ってもらいましょうよ。トメさんと手をつないで走るんですよね」

 

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いわし「せんせい。どう、おもいますか?え?どうでもいい?いまからでも、てんにゅうしてこい?くらすも、きまっていないのに?え?おまえは、このくらすに、ひつようが、ない?」

 

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サワラ「なによそれ。アイツが先生に反抗的な態度を取っていたのも分かるわ。1人1人の個性を大事にしないで、子供たちの大切な未来を奪う、悪い先生よ」

 

私「いわしさんが可哀想でならないですが、きっと先生も、史上初の猫を受け持つ事になって、戸惑っておられるのでしょう」

 

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いわし「もしかして、せんせい。ぼくが、さいのうあふれる、いわしであるから、しっと、しているのではないですか?」

 

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サワラ「え?怒ったり落ち込んだりしないわけ?私が怒ったのがバカみたいじゃない」

 

私「前からそんな気はしていましたが…いわしは、随分前向きですよね。前向きすぎる、というか」

 

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いわし「せんせい。こたえに、つまりましたね。ずぼし、という、ことですね。」

 

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サワラ「呆れて物も言えないんだと思うわよ」

 

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いわし「せんせい、おねがいです。いわしを、このくらすに、おいてください。その、おれいに、いわしが、えらくなったら、せんせいを、かぶぬしに、しめいしてくれよう。」

 

私「『してくれよう』の使い方、間違っていますよ。いわしさん、株式会社をつくる気なんですか?」

 

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サワラ「そんな危ない会社の株主なんて、誰もなりたくないわよ」

 

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いわし「え?そんなものには、ならない?せっかく、いっかくせんきんが、ねらえる、びっぐちゃんす、であるのに、ですか?」

 

私「あのぅ、『一攫千金』は、『あまり苦労をせずに、ちょっとした仕事でやすやすと大金を得ること』を指すので、先生はいま、充分苦労されていると思いますよ」

 

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いわし「とめちゃん。なんだろうか?え?いわしくんが、あまりにも、かわいそう?いわしくんを、のけものに、するなら、わたしにも、おなじ、たいどを、とってください?」

 

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サワラ「トメちゃんの家ってかなりお金持ちでしょう。もしかして、親が多額の寄付金を入れているんじゃないの?」

 

私「え?いわしさん、私立の学校に通っていたんですか?うちは貧乏なんですから、公立にして下さいよ」

 

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いわし「せんせい、どうしたんですか?とめちゃんは、こう、いっています。でも、ぼくは、おなじ、いけんでは、ありません。」

 

私「えっ、トメさんに反発するんですか?すごくいい子じゃないですか」

 

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いわし「ぼくは、せんせいに、ずっと、ひどいしうちを、されてきました。ぼくが、かたに、のったら、おとされる。じゅぎょうちゅうに、ねたら、しっぽを、ひっぱられる。

こんな、つらいおもいを、とめちゃんに、あじわってほしく、ありません。」

 

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サワラ「トメちゃんは先生の肩に乗らないし、授業中に寝たりしないし、しっぽもないから大丈夫だと思うわよ」

 

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いわし「えっ?くらすがえを、いったん、やめる?ほんとうですか?とめちゃん、ありがとうである。え?いわしくんこそ、かっこよかった?いやいやぁ、じぶん、ほれなおしたであるからぁ〜」

 

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いわし「ただいま、かえりました。いわしの、くらすがえが、いったん、はくしに、もどりました。はくし、というのは、てを、たたくことでは、ありません。しろい、かみ、のことです、よね?」

 

私「ね?って聞かれても…。多分、そうでしょうね」

 

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サワラ「ねぇ、アンタ学校で先生にいじめられているんでしょう?それなのに、家に帰ってきたら私が意地悪をするし、そんなのもう嫌なんじゃないの?」

 

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いわし「せんせいとは、おわらいの、こんびを、くんでいる。おにきょうしの、やくを、やってもらっている。

ぼくは、えんぎが、できないので、そっちょくに、おもったことを、しゃべっている。

サワラ姐さんとは、まいにち、なかよくしている。きょうだいなので、けんかをすることもある。」

 

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サワラ「…え?あれ、お笑いのコントだったの…?」

 

私「サワラさん、すっごく心配して、怒ってくれたんですよ」

 

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いわし「よし。うんどうかいで、わいじばらんすを、やるかもしれないから、れんしゅう、しておこう。」

 

私「Y字バランス?…私たちの話を全く聞いていませんね。…サワラさん。サワラさん。大丈夫ですか」

 

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サワラ「再び、自分を見つめ直してくるわ」

 

 

先生の事もいわしの事も心配していましたが、ただのコントと分かってホッとしました。

いわしも、サワラが意地悪しているとは思っていないようで、とても良かったです。

サワラさんがいわしを叩く時は、毎回いわしが悪いのですが。

これからも、仲良く暮らしていきましょうね。

 

ではでは。