このくらすの、てっぺんを、とる。
こんにちは、ゆきんこです。
今日もいわしは、元気に学校へ行っています。
…だんだん、これが普通の事の様に思えてきましたね。
いわし「あさから、がりがりくんのように、さわやかにとうじょう。…え?いまは、5じかんめの、ろんぐほーむるーむ、である?」
サワラ「ガリガリ君って、ソーダ味は確かに爽やかだけど、あのゴリラのキャラクターって暑苦しいわよね」
私「あぁ、ロングホームルームですか…その嫌な響きは、もう聞きたくないです…」
いわし「え?きょうは、がっきゅういいんちょうを、きめる?なにをする、しごとであるか?え?みんなの、いけんを、まとめたり、する?くらすの、てっぺん?」
サワラ「…アイツ、立候補しないといいんだけど。ああいうのって、自ら名乗り出ると浮くのよね。…ちょっと、自動餌やり湯たんぽは、何があったのよ」
私「聞きます?私…高校で……ロングホームルームって、結局はホームルームだから、帰ってもいいと思っていて…帰りすぎて、留年しかけたんですよ…」
サワラ「あらやだ。留年したら、その教科だけ、下の学年と一緒に受けなきゃいけないんでしょ」
私「そうですよ。下級生とロングホームルームで何を話し合えばいいって言うんですか。…かろうじて免れましたけど、想像しただけでゾッとします…うわぁぁぁん」
いわし「あのー。じぶんは、とめちゃんが、いいと、おもいます。くらすで、いちばん、かわいいし、とっても、やさしいので。」
サワラ「容姿の事は黙っていなさい。それ、遠回しに『ブスは学級委員長になれない』って言ってるのと同じよ」
私「えーん。えーーーーん」
サワラ「自動餌やり湯たんぽは、もう泣きやみなさい。ほら、だって無事に留年せずに卒業できたんでしょう?子供たちに、ロングホームルームは帰っちゃダメって教えなきゃ」
私「そんなバカ、私くらいしか居ませんよぅ。うわぁぁぁん」
いわし「では、とめちゃんに、きまりである。え?だんしも、きめないと、いけない?とめちゃん、きぼうは、あるだろうか。」
私「……あれ、いわしさん、何をやってるんですか?」
サワラ「やっと泣き止んだわね。…学級委員長を決めていて、女子がトメちゃんに決まったとろよ」
私「トメさんかぁ!いいですね!とっっても優しいですし、とても可愛らしいそうですから」
サワラ「ダメだわ、親子揃ってバカの集まりね。…あら、私もその親子の一員かしら。はぁ疲れる」
いわし「えっ?いわし、であるか?だいごろうくん、ではなくて?え?ぱそこんも、つかいこなせるし、こうはいの、めんどうみも、よい?いやいやぁ。じぶん、ものずき、ですからぁ。」
サワラ「やだ。アイツいつも遅刻しているし、給食の時に走り回るじゃない。大五郎にしなさいよ」
私「あと、パソコンを使いこなせるのではなくて、Wikipediaさんとお友達なだけなんですけどね。…それもすごいですが」
いわし「え?せんせい、なにか、ふまんでも?え?いわしくんは、らいげつから、3ねんせいか、4ねんせいに、とびきゅうするから?…するから、なんなんですか?」
サワラ「前から思っていたけど、なんだか先生には、やけに攻撃的よね」
私「確かに。中学校では教科ごとに先生が変わると話した時、すごく羨ましそうでしたもんね」
いわし「せんせいは、みんなに、きぼうをあたえるのが、しごとです。そのように、あんちょくな、りゆうで、がっきゅういいんちょうを、おろす、けんりが、あるのでしょうか?」
私「いわしさん、来月からそのクラスじゃなくなるんですから、決して安直な理由ではないと思いますよ」
サワラ「先生、うちのバカがごめんなさいね。悪気はないのよ。バカだから」
いわし「では、こんげつまつまで、いわしが、いいんちょうを、やります。つぎの、いいんちょうは、だいごろうくん。げつまつに、ひきつぎを、おこないます。」
サワラ「なら、最初から大五郎にやらせなさいよ」
いわし「ただいま、かえりました。いわしは、2ねん4くみの、がっきゅういいんちょうに、えらばれたのである。」
私「わー、すごい。みんなをまとめるんですね」
いわし「サワラ姐さん。がっきゅういいんちょう、やったこと、ありますか?」
サワラ「ある訳ないでしょ。おそらく学校へ通っている猫はアンタくらいよ」
いわし「うわー。サワラ姐さんは、うそつきである。ぼくのほかにも、がっこうへ、かよう、ねこは、いるはずだ。」
サワラ「居るなら連れて来なさいよ」
いわし「こうして、いわしの、たびは、はじまった。
がっこうへ、かよう、ねこを、さがして、ぜんこくつつうらうらを、ひたすら、さがす。
なんて、ひたむきな、いわしなのでしょう。
じかい・『いわし、わくちんを、はっけん』と、『いわし、しんぶんに、のる』の、2ほんだてで、おおくりします。」
私「ですから、変な締め方と次号予告を勝手にしないで下さい。そんな記事、今回こそ本当に書けませんってば」
サワラ「前回、予告通りに書いたのがまずかったわね。私も今日はもう寝るわ」
私「えっ、サワラさん、お願いだから手伝って下さい、いや本当に、マグロあげますから」
いわし「こうして、おかあさんとサワラ姐さんは、よなべをして、きじを、かくことに、なるのでした。おしまい。」
私「全部、いわしさんのせいですよ」
…さすがに今回は、そんな記事を書くことができません。
新聞に載るなんて、できません。
でも、少しの間ですが、いわしがトメさんと一緒に学級委員長をすることができて、とても嬉しく思います。
サワラさんも、助けてくれてありがとうございます。
ではでは。