おかしな猫との日常会話レッスン

毎日猫たちと会話して生活しています。

かのじょの、いえにいく。

こんにちは、ゆきんこです。

今日は、サワラといわしが話し合っています。

 

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サワラ「ねぇ、アンタ、生ハムメロンって食べたことある?」

いわし「なまはむと、めろんなら、ゆめのなかで、たべたことがある。」

 

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サワラ「本当?テレビで見たんだけど、生ハムって塩辛いんでしょ。メロンは、甘いんでしょ。それって、美味しいのかしら?」

いわし「わからない。ぼくがたべた、なまはむは、ふわふわであった。めろんは、たねが、じゃまであった。」

 

私「いわしさんが食べたメロンって、スイカじゃないんですかね?」

 

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サワラ「全然アテにならないわね!もう、トメちゃんに聞いてきなさいよ!」

いわし「りょうかいした。かえってきたら、おれいに、その、まっさーじを、また、おねがいします。」

 

私「いわしさん、本当に痛くないんですね。…でも、トメさんならお金持ちだし、生ハムメロンを食べているかもしれませんね」

 

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サワラ「…あら?アイツ、トメちゃんに告白して、でも告白だって思われてなくて、OKをもらったと勘違いしてたわよね。…私、余計な事を頼んでしまったかしら」

 

私「サワラさんが言わなくても、自分から会いに行ったでしょうから、気にしなくていいと思いますよ」

 

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いわし「とめちゃーん。いわし、ただいま、さんじょうしたである。え?いまは、4じかんめの、じゅぎょうちゅう?もうすぐ、きゅうしょくの、じかんだ。」

 

私「いわしさん、遅刻したことを先生に謝って下さいね」

 

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サワラ「それにしても、遅刻しすぎじゃないの?」

 

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いわし「やっと、きゅうしょくの、じかんだ。とめちゃん、ききたいことが、あるのだが。」

 

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サワラ「『やっと』って、さっき学校に着いたばっかりじゃない」

 

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いわし「とめちゃんは、かれしと、はつでーとをするとき、どこに、いきたいだろうか?」

 

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サワラ「えっ?生ハムメロンの話は?」

 

私「サワラさん、私、ちょっと忘れかけてたんですけど…いわしさんの、癖…」

 

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サワラ「…あれね。寝たら、忘れるやつね。夢の中の事は覚えているのに」

 

私「はい…。稀に現実の事も覚えていることがあるようですが…ほとんどは寝たら忘れてしまうようで…」

 

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いわし「え?でぃずにーらんどに、いきたい?こまった。じぶんは、のりものに、のれない。え?いわしくんは、しんぱいしなくて、だいじょうぶ?とめちゃんは、やさしいこである。」

 

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サワラ「アンタは彼氏じゃないから、心配無用だって言われてるのよ。遠まわしに、『勘違いすんなよ、キモい』って言われてるのよ」

 

私「トメさんは、そんなつもりで言ったんじゃないと思いますよ。優しい子ですから」

 

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いわし「え?きょう、とめちゃんの、いえに?いやぁ、そんなに、いそがなくても〜。でも、じぶん、おとこなので、いきます。」

 

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サワラ「…あたしも、トメちゃんちに、いきたい。だって、おいしそうな食べ物が、いーーーっぱい、出てきそうなんだもん。」

 

私「サワラさん、また子供に戻りましたね。食べ物には目がないですからね」

 

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いわし「では、ゆこう。あれ?らいちゃんも、だいごろうくんも、いっしょであるか?きゅうべえくんは?びー29を、やっつける、ぶかつ?」

 

私「B29を、部活で倒すんですか?あれ、久兵衛さんって、戦争から帰ってきたんじゃ?」

 

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サワラ「あたしもー。あたしも一緒に、行くーー。いわしーーー、起きてよぅーーー。」

 

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いわし「わーー。ひろいであるな。お、あれは?しゃんでりあ?とても、きれいだ。おおひろまは、こっちであるか?」

 

私「トメさんの家って大広間とかあるんですね、すごいです」

 

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いわし「あ、ばあやさん。はじめまして、いわしです。え?とめちゃんから、はなしはきいている?そうであろう。え?これから、おやつですか?これは?なまはむめろん?」

 

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サワラ「うわぁぁぁん、生ハムメロンだぁぁ。あたし、食べたかったのにーー。1人だけ食べて、すっごい、ずるいやつだぁぁぁ。」

 

私「サワラさん、大丈夫ですよ。私、生ハムメロンって好きじゃないんですよ。別々の方が美味しいと思います」

 

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サワラ「あたしは、自分で食べないと、納得しないもぉぉぉぉぉん」

 

私「…そのへんは、私に似ましたね…はは…」

 

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いわし「うーん。これは、おいしくない。とめちゃんは、これが、すきであるか?え?だいすき?いわしも、だいすきである。」

 

私「いわしさん、美味しくないって言っていましたよね?」

 

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サワラ「生ハムメロン…生ハムメロン…生ハムメロン生ハムメロン生ハムメロン…」

 

私「サワラさん。私、ゲシュタルト崩壊してます」

 

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いわし「すみません。ばあやさん。といれを、かしてください。え?といれが、6つも、あるんですか?なんだ、このといれは。みたことがない。ちょっと、ぼく、かえります。じぶんのいえで、といれして、また、きます。」

 

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いわし「ただいま、かえりました。とめちゃんの、いえに、おじゃましていたのである。といれが、すごかったのである。」

 

私「お金持ちの家って、どんなトイレなんでしょうか。壁が大理石で、便座は金でしょうか。…あれ、そしたら冷たいかな」

 

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サワラ「…生ハムメロンは?」

 

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いわし「なまはむめろんは、まずかったけど、とめちゃんが、すきだといっていたから、がんばって、たべた。」

 

私「いわしさん、トイレは?どんな感じですか?」

 

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いわし「うちは、すながはいっている、たいぷだが…とめちゃんのいえは、べんざというものがあって、あたたかくて、おしりをあらう、うぉしゅれっとという、きのうが、ついていた。」

 

私「いわしさん、それ、うちも同じです。いわしさんは、猫用のトイレを使っているから、砂が入っているやつですけど」

 

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サワラ「私、生ハムメロンを食べるまで、寝ないんだから」

 

私「サワラさん。そんな事を言っても、あげませんよ。生ハムは塩分が高いんですから。絶対ダメです」

 

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いわし「サワラ姐さん。なまはむめろんは、おかねもちじゃないと、おいしく、かんじないらしいですよ。しょみんのあじ、ってやつが、けっきょく、いちばん、おいしいんですよ。」

 

私「…意外と、そうですよね」

 

 

生ハムメロンは、収入に関わらず、好き嫌いが分かれる食べ物のようです。

でも、サワラさんに食べさせてあげられない申し訳なさを感じてしまうのでした。

 

ではでは。