おかしな猫との日常会話レッスン

毎日猫たちと会話して生活しています。

びょういんって、おいしいの?

こんにちは、ゆきんこです。

今日はいわしにとって、少し緊張する日です。

 

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いわし「ひるねは、とてもきもちいい。」

 

私「いわしさん、起きてください。病院に行きますよ。今日はワクチンの日です」 

 

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サワラ「病院?そんな恐ろしい言葉、聞くだけで嫌気がさすわ」

 

私「あの…先生たちも、サワラさんにはかなり困惑していますけど…」

 

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サワラ「何よ。この世の物とは思えない程恐ろしいから暴れてるだけじゃない」

 

私「あんまりにも暴れて注射も打てないから、サワラさんには家で安定剤を飲ませて、落ち着いたら来てくださいって言われてるんですよ」

 

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サワラ「あらそう。安定剤とやらが入っているものは食べないことにするわ」

 

私(病院のときだけ、好物の猫缶に混ぜていることは黙っておこう…)

 

私「それにしても、蒼ちゃんはピクリともせず、全く鳴きませんでしたよ」

 

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サワラ「あの子は極端にビビりなのよ。おとなしかったのも、ビビりすぎて固まってただけでしょう」

 

私「う…そのとおりです。先生には、おとなしい子だねって褒められましたけど…ただひらすら、おびえて声も出ないって感じでした」

 

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私「はい、いわしさん、出発ですよ」

いわし「???」

 

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サワラ「行ってらっしゃい。思いっっ切り、苦しむといいわ」 

 

〜1時間後〜

 

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いわし「サワラ姐さん、ただいまかえりました。」

 

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サワラ「え?アンタ普通にしてるじゃない。」

いわし「はい。」

 

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いわし「いくときは、すらむがいにつれていかれるのかとおもって、ピーピーないてしまった。はずかしい。」

 

私「スラム街?むしろどこに連れていけばいいのか分かりませんね」

 

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サワラ「でも、病院には他の人間や犬や猫もいるでしょう」

 

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いわし「ちょうでかい、いぬがいた。ママよりもおおきい。あれはまじでむり。」

 

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サワラ「そうよね。犬は怖いわよ。あの大きい口と牙で食べられるのよ」

 

私「サワラさんが会ったことあるのは、柴犬じゃないですか。黒柴

今日いわしが会ったのは、大型犬の中でも超大型です。人間くらいデカいやつです」

 

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サワラ「あ…頭がクラクラしてきたわ」

 

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いわし「それいがいは、いたってふつうだった。おじさんもやさしくて、ちゅうしゃとつめきりと、けんさをした。

かえりみちは、いえにかえるだけだから、ないていない。」 

 

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サワラ「注射に爪切り!?なんてむごい拷問なのかしら!理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能」

 

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いわし「すいません、サワラ姐さんのあたまが、おかしくなりました。」

 

私「そんなこと言うんじゃありません。サワラさんは、いわしが病院へ普通に行けることが羨ましいんですよ」

 

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いわし「ふつうに、いけばいいのに。」

 

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サワラ「あああああのガキに負けるなんて有り得ないし頭痛がするし寒気もするから熱があるかもしれない」

 

私「サワラさん、風邪ですか?今すぐ病院に行きましょう!」

 

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サワラ「びょう…い…ん…?」

 

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サワラ「…コホン。あ、もう全然平気よ。どこも悪くないわ」

 

いわしが病院でいい子にしてくれたのは嬉しかったですが、

サワラさんを病院に連れていくような事が起きなければいいのにな、と思うのでした。

 

ではでは。